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【書籍】まんが図解 まるかじり!資本論

オススメ度:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)

マルクス資本論の解説本

 

まんが図解と書いておきながら、漫画はほとんどないのでご注意ください。

 

3〜4時間あれば読めるので、資本論とはどのようなものか目次レベルで知りたい人にはちょうど良いと思います。

 

・資本主義はイギリスで発生

 →資本と国家の協業により

・労働者は資本家に搾取されている

 →不払労働の分だけ労働者が損をしている

・労働者の質はどんどん下がり、労働の効率は上がっていく

出来高主義は資本家にとって最も都合が良い(出来高の基準を自由に設定し、ピンハネの割合を調整できる)

・資本主義は今後も更に拡大し、貧富の差が拡大する

・最終的には資本家と労働者の対立が爆発し、革命が起こる

 →マルクス共産主義をゴールと予想(現実には最適解では無さそうだが)

 

グローバル化により更に資本主義は拡大していくけれど、いつかは崩壊するのも見えているので、どう生きるのかはよく考えないといけないですね。

 

不払労働という考え方は参考になりました。自分の労働の適正価格を知ることも大切だなと。

 

印象に残ったフレーズ

「労働者は労働時間より、得られる賃金に関心があるので、いくら働いたかより、いくら労賃を得たかにのみ関心を示す。

労働者は、実際に働いた労働の量より、労賃が少ないことには関心を持たないのが現実なのだ」